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読書日記

著者のことば 竹内康人さん 過去の清算、あきらめず

 ■韓国徴用工裁判とは何か 竹内康人(たけうち・やすと)さん 岩波ブックレット・682円

 2018年、韓国大法院(最高裁判所)は、戦時に日本企業に動員された朝鮮人徴用工の訴訟で、原告の慰謝料請求権を認めた。日本政府は猛反発したが、著者はその主張の問題点を鋭くついた。

 まず「強制労働はなかった」という主張について。多数の一次資料を掘り起こし、実態を明らかにした。また政府は1965年の日韓請求権協定で解決済みとの立場だが、その政府が「不法行為への賠償請求権を消滅させることはできなかった」事実を指摘する。

 巻末の資料で「朝鮮人強制動員企業現在名一覧」を掲載した。現在も存続しているところが多い。しかし国策に従った企業の責任をどこまで問えるのか。

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