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大和森林物語

/60 つくられた橿原神宮の森/3 「少子高齢化」世代交代進まず /奈良

 橿原神宮表参道の北側は駐車場を挟んで森林遊苑となっている。

 森に囲まれた芝生の広場が広がり、野外ステージや休憩所もある。緑に包まれて心地よい空間になっているのだが……その奥の森をよく観察すると、ちょっと違和感が生じた。通常の森と少し様相が違うのだ。

 森には大きなカシが林立している。ところが、その下に何もない。中低木がまったく生えていなくて、地面にも草が少ないのだ。おかげで林内の見通しはよく歩きやすいが、上を見上げると、木々の枝葉が大きく広がっていて空を隠し、光が地面まで届かない。そのせいか生命力を感じにくい森になっている。

 橿原神宮の森は、明治神宮の森づくりを参考にしたと記したが、決定的に違う部分がある。明治神宮では多くの樹種を植えて、時代とともに自然に任せて世代交代するよう設計された。主要樹種も、針葉樹から落葉広葉樹、そして照葉樹と変遷していった。現在の照葉樹林は、約100年かけて成立している。また林内は基本的に立入禁止だ。

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