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香港「国歌条例案」大荒れ 審議再開に民主派反発 替え歌禁止/政府主催行事で斉唱義務

立法会で親中派と民主派の対立が激化し、警備員に取り押さえられる民主派議員(中央)=香港で2020年5月18日、AP

 中国国歌への侮辱行為を禁じる「国歌条例案」を巡る香港立法会(議会)の委員会審議が18日に行われた。推進する親中派議員と反対する民主派議員が激しくもみ合い、負傷者が出るなど大荒れの状況となった。政府は条例案の早期可決を目指しており、今後、民主派との対立が激化しそうだ。

 香港政府は2019年1月、国歌条例案を立法会に提案した。中国国歌の替え歌など意図的な侮辱行為を禁止し、違反すれば最長で3年の禁錮刑を科す内容。政府主催の重要行事やスポーツ大会で国歌斉唱を義務づけ、小中学校で国歌斉唱を指導することも明記した。だが「逃亡犯条例」改正案を巡り19年6月に抗議デモが本格化したことで、同条例案の審議は止まっていた。

 国歌条例案を審議する内務委員会では親中派が審議再開を試み、民主派が阻止を続けた。親中派は5月8日、審議を強行。反発した大勢の市民が10日夜、抗議活動を展開した。機動隊と激しく衝突し、200人以上が拘束された。18日の委員会では混乱の末、不在だった委員長に親中派議員が選出され、採決に向けて前進した。香港紙によると、もみ合いで押し倒された民主派議員が負傷した。

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