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ハレの日を彩る「はじかみ生姜」 外国産台頭、コロナで愛知の農家ピンチ

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収穫したばかりの色鮮やかなしょうがの袋詰めをする木村憲政さん=愛知県稲沢市平和町の木村農園で2020年5月14日午前10時53分、野村阿悠子撮影
収穫したばかりの色鮮やかなしょうがの袋詰めをする木村憲政さん=愛知県稲沢市平和町の木村農園で2020年5月14日午前10時53分、野村阿悠子撮影

 焼き魚などに添えられる、紅色が鮮やかなしょうが「はじかみ」。近年は安価な中国産に押され、国産の流通はわずかで主に高級料亭で使われている。そんな国産品も新型コロナウイルスの感染拡大で行き場がなくなり、農家から悲鳴が上がっている。【野村阿悠子】

 「このきれいな色が一番のこだわり」。そう語るのは、愛知県稲沢市で70年以上続くしょうが農園「木村農園」の木村憲政さん(73)だ。栽培するのは日本独自の品種「金時しょうが」。鮮やかな色を出すには木曽川の砂が最適だという。木村さんは「全国でもこの地域でしか栽培されていないのでは」と話す。

 愛知県の尾張地方ではかつてはじかみ栽培が盛んだったが、1980年代から中国産の着色されたはじかみが多く出回るようになり、現在も残っている農家はわずか数軒だ。木村農園のはじかみは市場で1本30円程度、需要が高まる年末はさらに高値で取引されるが、中国産の価格はその10分の1程度。それでも木村さんのはじかみの自然の色の美しさ、爽やかな香りや辛みは食通を魅了し、高級料亭のほか、各国大使館、飛行機のファー…

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