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Interview

古川日出男さん 四次元に増殖する物語 怪物的巨編『〓 おおきな森』(講談社)刊行

古川日出男さん=講談社提供

 タイトルは「木」という字を六つ組み合わせて「おおきな森」と読む。初めにこの一文字が頭に浮かんだのだという。「読み方も最初は自分で分からなかったんです。この字に、僕という作家が引き込まれていって、物語の植樹をした感じですね」。400字詰め原稿用紙1600枚、本にして900ページ。圧倒的な想像力を注ぎ込んだ文字通り大きな物語が刊行された。

 まず宮沢賢治の「銀河鉄道」に乗り込んだラテンアメリカ文学の巨匠たち。丸消須ガルシャ(ガルシア・マルケス)、防留減須ホルヘー(ホルヘ・ルイス・ボルヘス)、振男・猿=コルタ(フリオ・コルタサル)の3人が、列車内で殺人事件に遭遇する(「第二の森」)。坂口安吾は、失踪した高級コールガールの行方を追い始め(「第一の森」)、さらに作家である「私」は各地を移動しながら「消滅する海」という手記を書いている。

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