自治体の教育格差、懸念 ネット環境整備に苦慮 県教委対策 動画作成、CATVで放送 /長野
毎日新聞
2020/5/21 地方版
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新型コロナウイルス感染拡大に伴う休校が長引く中、県内でも教育格差への懸念が高まっている。双方向型のオンライン授業に関心が集まる一方、実施可能な環境が整う自治体はわずかで、多くの学校はプリントなど紙ベースでの課題が中心。教育関係者からは「地域間で学力に差が生じてはいけないが、自治体ごとに事情は異なる」と悩む声が上がる。【駒木智一、坂根真理】
喬木村はICT(情報通信技術)を活用した教育に力を入れてきた。休校中も子どもたちの学習機会を確保しようと、地元ケーブルテレビ(CATV)を通じて授業の動画をインターネット回線を使って配信。ネット環境のない家庭には動画を保存したタブレット端末を貸し出した。新型コロナウイルスの第2波到来を想定し、オンラインの活用をさらに進める。
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