慰安婦団体を捜索 不透明会計疑惑で 韓国検察

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 聯合ニュースによると、韓国検察当局は20日、ソウル市内にある元慰安婦の支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)の事務所に家宅捜索に入った。

 4月の総選挙で与党系で当選した尹美香(ユンミヒャン)前理事長の個人口座が募金に使われるなど、ずさんな会計処理が連日報じられており、複数の市民団体が横領などの容疑で刑事告発していた。

 検察は容疑を明らかにしていない。報道によると、寄付金、後援金の目的外使用に絡む違法行為を捜査しているとみられる。正義連は2012年、現代重工業から受け取った10億ウォン(約8700万円)を使い、保養施設を相場の3倍の7億5000万ウォン(約6600万円)で購入。最近になって半額程度で売却した。施設を売買したのは尹氏の知人で、尹氏らの背任容疑も捜査される見通しだ。

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