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黒川検事長、辞職へ 賭けマージャン認める

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黒川弘務氏=2020年2月、玉城達郎撮影

 黒川弘務東京高検検事長が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言下、東京都内の新聞記者宅で賭けマージャンをしていたとされる問題で、黒川氏が法務省の事情聴取に、現金を賭けてマージャンをしていたことを認めていることが関係者への取材で判明した。黒川氏は周囲に辞職の意向を伝えているといい、法務省が21日中に公表する見通し。法務省は首相官邸と調整を進めているが、官邸は混乱の責任を取る形で稲田伸夫検事総長の辞職も求めているとみられる。

 黒川氏は緊急事態宣言で外出自粛要請が出ていた今月1日午後7時半ごろ、産経新聞の男性記者の自宅を訪れ、この記者と同社の別の男性記者、朝日新聞の男性社員の計4人で翌日未明までマージャンをし、13日にも同じ場所で産経新聞記者らとマージャンをしたとされる。週刊文春が20日にウェブサイトで伝えた。

 事態を重く見た法務・検察当局は黒川氏から聴取。黒川氏は現金を賭けていたことも認めているといい、さらに詳細な事実確認を進めている模様だ。

 法務省は、黒川氏の辞職を前提に、後任人事も含めて官邸と調整を進めている。検事総長、次長検事、検事長の任命権は内閣にあるが、首相官邸は、稲田検事総長の監督責任を問題視しているという。検事総長の引責辞任は極めて異例で、調整が難航する可能性もある。

黒川弘務東京高検検事長を巡る経緯

 21日午前の衆院総務委員会で奥野総一郎氏(立憲民主党などの会派)が黒川氏の更迭を求めたのに対し、義家弘介副法相は黒川氏から聴取したことを認め、「可及的速やかに法務省として対応したい」と答弁した。

 黒川氏は1983年に検事任官。東京地検特捜部での捜査経験もあるが、法務省勤務が長い「赤れんが派」で、2011年8月から19年1月に検事長に就任するまで、約7年半の長期にわたって法務省官房長と法務事務次官を務めた。

 20年2月に63歳で定年退官する予定だったが、政府は1月、黒川氏の定年を8月7日まで半年延長する閣議決定をした。検察官の定年延長は前例がなく「官邸に近い黒川氏を総長に据える布石だ」との批判が出た。こうした中、政府は定年延長を可能にする特例を設けた検察庁法改正案を国会に提出。しかし、「定年延長を後付けで正当化するためだ」との批判を浴び、今国会での法案成立が見送られた。【金寿英、志村一也、二村祐士朗、国本愛】

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