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「もし、クラスターもう1回起きたら…」 外来再開 幹部と現場、激しく衝突

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4月1日の着任翌日から院内感染への対応に追われた上野高史院長=福岡市早良区の福岡記念病院で2020年4月16日午前11時42分、平川昌範撮影
4月1日の着任翌日から院内感染への対応に追われた上野高史院長=福岡市早良区の福岡記念病院で2020年4月16日午前11時42分、平川昌範撮影

 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した福岡市早良(さわら)区の福岡記念病院で5月初め、外来診療再開に向けた会議が開かれていた。席上、全面的な再開を目指す上野高史(たかふみ)院長(64)ら幹部に対し、男性医師が声を上げた。

 「もし、もしですよ。クラスターがもう1回起きたらどうなるのか。僕はその恐怖が頭から離れません。(受け入れ患者を増やすための)回転数重視の考え方は変えなければならないのではないでしょうか」

 院内感染を受け、外来診療と救急患者の受け入れをストップした病院はジレンマを抱えていた。年間5500件以上の急患を受け入れてきた福岡記念病院の1カ月半にも及ぶ受け入れ休止は地域医療に大きな影響を与えているだけでなく、病院の経営を圧迫し始めていた。他方で拙速に救急を再開すればウイルスの侵入経路になる恐れがある。

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