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今週の気持ち

今週の気持ちは「電話に出たら」

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 「女・男の気持ち」(2020年5月14~20日、東京・大阪・西部3本社版計21本)から選んだ「今週の気持ち」は、東京本社版20日掲載の投稿です。

  ◆  ◆

<今週の気持ち>

 電話に出たら 東京都・匿名(無職・80歳)

 5月に入ったある日の午後1時過ぎ。東京・新宿の量販店から電話がありました。私の名義のキャッシュカードを使い、不審な買い物をしようとしている女性がいる。ほかにもカードを持っているので販売を見合わせ、係の者が銀行協会に問い合わせをしているが心当たりはないか――。

 ここで私の頭はパニックに。銀行協会を名乗る電話はすぐに入りました。焦る私に、不審な買い物はされているか、通帳の最後の記載はいつだったか、残高はいくらだったのか、などを聞きました。「連休で電話はつながりにくい。このまま待っているので、慌てないで通帳を確認してほしい」と、優しいていねいな口調でした。

 教えてくれた量販店に、お礼の電話を入れました。ところが量販店は「電話をした者はいないので、すぐに110番通報するように」と言うのです。またまた慌てる私。警察に電話すると「すぐに家に向かうのでよく確認して話をしてほしい」。家に来たお巡りさんから、電話にはすぐに出ないよう諭されました。

 なぜ、人をだますのでしょう。だまされた私の不注意なのですが、その親切そうな話し方を信用し、感謝もしました。今どきの詐欺は「オレ、オレ」とは言いません。

 すぐ通報したことで幸い被害はありませんでした。ただ、私の80年の人生の何かが変わりそうな気がして、落ち込んでいます。

  ◆  ◆

<担当記者より>

 「女(男)の気持ち」への投稿を採用する際は、必ず筆者に確認の電話を差し上げることにしています。今回掲載したこの女性の自宅にお電話したところ、最初は留守番電話でした。こちらが名乗り、用件のメッセージを話している最中に、受話器を取っていただけました。

 この対応、実は大正解! 女性は駆けつけた警察官から「電話にすぐ出てはいけない」と教わり、さっそく実践したのですから。ちなみに、ほかには「離れて住むお子さんたちに、今回のことを必ず話すように」とアドバイスされたそうですが、「やっぱりちょっと恥ずかしくて、申し訳なくて。まだ話していない」とのことでした。女性は普段から、お子さんたちとこまめに連絡を取り合っているそうで「まさか自分がだまされるとは思わなかった」と振り返ります。

 新型コロナウイルス流行の影響で在宅時間が長くなり、こうした犯罪も増えていることが予想されます。両親や祖父母と離れて暮らしている方は、ぜひ電話やメール、ライン、手紙などでこまめに連絡を取り、用心を呼びかけるようにしましょう。

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