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文化財物語

きのくにの宝/2 慈尊院弥勒堂(九度山町) 豊かな信仰心伝わる /和歌山

重要文化財の慈尊院弥勒堂=和歌山県九度山町慈尊院で、藤原弘撮影

 九度山町の寺院・慈尊院は、弘法大師空海の母が晩年滞在したとされる。女人禁制だった高野山に対し、女人高野として人々の信仰が集まった。古道・町石道(ちょういしみち)の登り口にあたる。空海の母の廟所とされるのが弥勒堂(みろくどう)で、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産でもある。九度山町教委社会教育指導員の山本新平さん(73)が2013年、屋根の葺(ふ)き替え作業に立ち会って堂内を調べたところ、新たなことが分かったという。

 山本さんによると、弥勒堂の内部は、国宝の本尊・弥勒仏坐像(ざぞう)を安置している母屋廻(もやまわ)り(2・13メートル四方)があり、その外側に庇廻(ひさしまわ)り(6・39メートル四方)がある。建物は国の重要文化財に指定され、母屋廻りは鎌倉時代、庇廻りは室町時代の建築とされている。しかし、山本さんは、母屋廻りの建築は平安時代後期にさかのぼると考えている。

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