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経済的困窮だけじゃない なぜ今、大学中退危機? “予防”専門家に聞く

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大正大の山本繁特命教授=本人提供
大正大の山本繁特命教授=本人提供

 新型コロナウイルスの感染拡大が学生生活に影を落としている。アルバイト収入の減少などにより、5人に1人が退学を検討しているという学生団体の調査結果もある。こうした現状に、中退予防のエキスパートである山本繁・大正大特命教授(41)は「経済的な困窮は深刻な問題だが、心配なのはそれだけではない」と語る。何が懸念されているのか、そしてどんな支援が必要なのか聞いた。【大久保昂】

 ――新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、経済的な苦境以外の理由でも学生の中退が増えることを危惧しているそうですね。

 ◆まずは中退が起きるメカニズムを説明したいと思います。私は中退のタイプを大きく三つに分類しています。1年生の前期から低単位に陥り、その後中退に至る「初期型」。学生生活のスタートこそ順調だったものの、1年生の後半以降に単位が取れなくなっていく「失速型」。残る一つが、ほとんど前触れなく退学する「突発型」です。退学者のインタビュー調査やいくつかの大学の退学分析に携わってきた経験からすれば、多いのは「初期型」。新型コロナウイルスの影響で最も増えるのも、この「初期型」だとみています。

 ――どうして「初期型」の退学が増えると考えられる…

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