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ウマ女十番勝負

(9)オークス 金のムチで走れ クラヴァシュドール

2019年のオークスを制したラヴズオンリーユー=JRA提供

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 デジタル編集部の“真希バオー”こと中嶋真希記者が、上半期のGⅠ計12戦を予想します。第9戦は、樫(かし)の女王を決めるオークス(東京2400メートル、24日午後3時40分発走)。桜花賞で猛烈な末脚を見せ、レシステンシアを捉えて勝利したデアリングタクトか、2戦2勝の新星、デゼルか。「オークスは堅いか荒れるか、両極端」という競馬担当30年の松沢一憲記者に、今年の見立てを聞いてみると……。【中嶋真希】

 どうしても出社しなくてはならない仕事があり、1カ月ぶりに会社に行った真希バオー。久しぶりに師匠と再会した。「毎年ダービーの前にやっていた直前予想会も今年はできないですね。そうだ、ビデオ会議アプリの『ZOOM』を使ってやってみますか?」。真希バオーの提案に、新しいもの好きな71歳の師匠が飛びついた。師匠のノートパソコンに、ZOOMをダウンロード。何度も練習して、師匠一人の力でZOOMを立ち上げることに成功した。

 「これからの時代は、ウェブに対応するのが当たり前。素早く情報を届けるのが当たり前だ。競馬の予想は長年の経験の勘が重要だから年をとってもできるが、それを発信していくためには、新しい技術を覚えないとな」。さすが、師匠。真希バオーも師匠のように、馬券とITに明るい70代になりたいものだ。

 さて、今週末はオークス。「オークスは、堅いか荒れるか、両極端の結果が出ているな」と師匠。「過去10年の馬連配当を見てみると、11、13、19年に4万、1万、2万円台の万馬券が飛び出しているが、3000円未満の配当も7回ある」。昨年は、12番人気のカレンブーケドールが2着に入って、馬連は2万5140円の波乱が起きた。しかし、今年は「上位3頭の力が抜けている」というのが師匠の見解だ。

松沢記者の本命は……

 ◎クラヴァシュドール、○デゼル、▲デアリングタクト、△サンクテュエール、△ウインマリリン、△ウインマイティー

 人気を集めそうなのは、桜花賞を勝ったデアリングタクト。しかし、師匠は「これまでの圧倒的なパフォーマンスは評価できるが、前走激走の反動が心配だ」と評価を下げる。そこで指名したのが、上位人気の一角、クラヴァシュドールだ。

 「この馬は、Vラインだぞ」と師匠。「レース中に一度位置取りを下げてから盛り返した馬は、ここ3走以内に必ず激走する」という師匠独自の馬券術だ。「重馬場で行われた桜花賞で4馬身4分の1差の4着。3コーナーで大きな不利を受けたが、インから次走につながる鋭い伸びで脚を伸びた。1勝馬の身だが、サウジアラビアロイヤルカップ(C)=東京1600メートル=でサリオス(後に皐月賞2着)の2着、チューリップ賞(阪神1600メートル)でも2歳女王で後の桜花賞2着馬のレシステンシアに先着を果たした。対戦してきたメンバーから、能力はGⅠ馬に引けを取らない」と期待する。

真希バオーの大胆予想

 「がんばれ!」応援馬券(単勝500円+複勝500円=1000円)

真希バオーの応援馬券

 ◎クラヴァシュドール

 「大好きなレシステンシアを桜花賞で破ったデアリングタクトに勝ってほしいという気持ちはあるけど……。あれ?」 桜花賞を何度も見返していて、あることに気がついた。「この馬、不利を受けて一度下がってから、2番目に速い上がりで4着に食い込んでいる」。そう、師匠から「Vライン」をたたきこまれている弟子の真希バオーは、クラヴァシュドールの走りが輝いて見えた。

 サウジアラビアロイヤルCでは、勝ち馬のサリオスとのたたき合い、しぶとく粘って2着。上がりは33秒1と、メンバーの中で最も速かった。阪神ジュベナイルフィリーズ(JF)=阪神1600メートル=ではレシステンシアに大きな差をつけられ3着だったが、チューリップ賞ではゴール前でレシステンシアを差して2着。重馬場の桜花賞で不利を受けながら4着なら、オークスでは逆転が可能だろう。3年連続で馬券に絡んでいる2番枠を引いたのも好材料だ。

 コンビを組むミルコ・デムーロ騎手は、16年にビッシュ(5番人気)で3着、17年アドマイヤミヤビ(2番人気)3着、18年ラヴズオンリーユー(1番人気)1着と、オークスは得意だ。 クラヴァシュドールの馬名は、フランス語で「金のムチ」という意味。デムーロ騎手の黄金の手綱さばきで、2強をあっと言わせてほしい。

ヴィクトリアマイル やっぱり女王は強かった

ヴィクトリアマイルを制したアーモンドアイ

 東京競馬場で17日に行われたヴィクトリアマイルは、真希バオーの本命で1番人気のアーモンドアイが圧勝。師匠の本命サウンドキアラ(人気)は2着、ノームコア(人気)は3着だった。

 直線に入ると、アーモンドアイが余裕の手応えでするすると上がってきた。気がつけばもう先頭。「さあ、エンジンがかかったぞ」という雰囲気ではなく、まるで妖精が空を舞うかのような素軽さだ。そのまま4馬身差をつけてゴールへ。あまりに強すぎて、真希バオーはお口をあんぐり。レース後は息が上がった様子もなく、まだまだ走れそうだった。

 「有馬記念に出なければ、輝かしい成績に傷がつかなかったのに」という人もいるだろう。しかし、弱点があるからこそ競走馬は魅力的だし、予想はおもしろい。それに、前走で負けたからこそ、今回の強すぎる走りはより美しく見えた。その日は、スーパーへ行ってちょっと奮発。いい肉を焼いて女王の復活を祝った。

フェブラリーS -1000円

高松宮記念 -1000円

大阪杯 単勝410円×5=2050円 複勝140円×5=700円 計2750円払い戻し

桜花賞 単勝外れ 複勝170円×5=850円 計850円払い戻し

皐月賞 -1000円

天皇賞・春 -1000円

NHKマイルC -1000円

ヴィクトリアマイル 単勝140円×5=700円 複勝110円×5=550円 計1250円

収支 -3150円

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