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「生まれたての言葉」を遠くへ 福岡・書肆侃侃房、『ことばと』創刊

『ことばと』創刊号

 <土曜カルチャー>

 福岡市の出版社「書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)」が4月、新しい文学ムック『ことばと』を創刊した。初版4000部をほぼ完売。早々に重版が決まり、順調な船出となった。

 同誌は昨年4月に7号で終刊した同社の文学ムック『たべるのがおそい』の後継誌。2016年創刊の『たべる~』は、ベテランも新人も関係なく「(自分たちが)面白いと思うものを載せる」(同社の田島安江代表)自由な編集方針で文芸誌の「台風の目」となった。創刊号で掲載した今村夏子の「あひる」と、第4号掲載の宮内悠介の「ディレイ・エフェクト」が芥川賞候補となり、話題を呼んだ。惜しまれつつ終刊したが、次の一手を探っていた田島さんが、編集長として白羽の矢を立てたのが評論家の佐々木敦さんだった。

 新たな文芸誌を作るにあたり、佐々木編集長は「言語表現と映画や演劇、音楽、美術などその他の表現の交点を模索し、言語表現の可能性を探っていきたい」と意気込む。タイトルの「ことばと」には、「言葉と何か」という意味と、言葉を運ぶ鳩(はと)で「言鳩(ことばと)」との思いを込めた。「清新な言葉を生まれたての場所から遠くまで運んでゆくイメージ」だ。編集を担当する田島さんもジャンルを超えた新たな文芸誌作りに意欲…

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