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ポストコロナの世界

パンデミックが民主主義を問い直す フランコパン氏「いまこそ歴史的大局観を」

オックスフォード大のピーター・フランコパン教授=写真家のジョニー・リング氏撮影

 「コロナ禍」の歴史的な位置付けから見えてくるものは何か。英オックスフォード大教授のピーター・フランコパン氏に尋ねた。

 感染症のパンデミック(世界的大流行)は通常、相当数の人が死亡する。14世紀に流行した「黒死病」(ペスト)の致死率は、欧州や中東で35%か、それ以上の高さだった。真の意味で社会変革をもたらすほどの犠牲者の多さだった。あまりに多くの人の命が失われたことによる「人口ショック」で労働者の人件費が上がり、(終息後に生き残った)社会の底辺層の人々は大きな利益を享受することになった。

 これに対して、今回の新型コロナウイルスのパンデミックでは、いくつかの国で数万人の死者が出ているものの、医療当局による介入や感染拡大を防ぐ試みによって、幸いそこまでの(社会変革的な)ショックは与えていない。

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