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美しい映像にあこがれて…ドローン講習に挑戦した42歳記者は合格できたのか

日本ドローン協会の試験官(左)が見守る中、技能検定に臨む記者。風を計算しながら操作するのが難しい=大分県杵築市で2020年3月8日午後4時4分

 活用先が広がるドローン。空撮映像の美しさに魅了され、仕事にも使えると思い、技能習得に挑戦してみた。生まれてから一度も逆上がりができないほど不器用な42歳でも可能なのか。不安を感じつつ講習団体の門をたたいた。【吉川雄策】

 ドローンを飛行させる際は車のような「免許」が必要なわけではないが、国土交通省に飛行許可を申請する際、一部の手続きを省略できる技能証明書を取得することができる。

 まず、どこで証明書を取得できるのか。インターネットで検索しても、受講期間や費用が異なり、よく分からない。

 そういえば5年前、首相官邸にドローンが落下した事故を受け、当時福岡市に本部があった「日本ドローン協会(JDA)」を取材した。ドローン愛好家が2015年4月に設立した団体だ。手始めに同協会に電話し、紹介してくれた福岡第2支部長の平石信一さん(60)に技能証明書取得の流れを聞いた。平石さんは「国交省が一定の条件を満たして承認した団体であれば、証明書取得に問題ありません」と教えてくれた。まず3級(自家用操縦士技能証明)を取得し、その後に事業用で操縦できる2級を取るのが理想的という。

 受講料も気になる。JDAでは3級の学科・技能の演習と試験で税別7万円、試験に使うドローンのレンタル料が同じく5000円かかる。税込みで8万2500円。「こんなにかかるんですか」。思わず出たため息を引き取るかのように、平石さんは「同じ技能証明書でも20万~30万円かかる団体もあります。講習場所の確保費用などが必要なのです」と話した。JDAは、大分県杵築市で17年春に閉校した小学校舎の一部を同市から無償で借り、旧校庭などで講習ができるため、受講料を安く抑えられているという。

 悩んだ末、JDAで講習を受けることにした。

 講習は学科と技能の2日間。2月中旬、まず福岡市内で学科講習とペーパー試験に臨んだ。講習の冒頭、スクリーンにドローンが事故を起こす様子が次々と映し出された。うち一つは、17年に岐阜県であったイベント。ドローンを使って菓子をまこうとした際、バランスを崩して落下。3人が軽傷を負った事故だ。ドローンの重さは約2.6キロ。これが頭上から降ってきたのだから、怖い。講師の平石さんは「オペレーター(操縦士)はベテランでしたが、人の上で飛ばすのに国交省の許可を得ていないなど違法な飛行でした。慣れてきたと思う時期が一番怖いの…

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