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アイヌ文化の理解促進にはずみをつけると期待された北海道白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)の開業が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期され、各種施設も休業に追い込まれている。アイヌ文化に触れる機会を少しでも増やそうと、平取町二風(にぶ)谷のアイヌ工芸作家が、インターネットでPR動画の配信を始めた。
二風谷には、国の伝統的工芸品に指定されているアイヌのお盆「二風谷イタ」や樹皮で作る布「二風谷アットゥシ」などの工芸作家の多くが生活する。企画したのは作家の作品を販売する二風谷工芸館で働く関根真紀さん(52)。自身も伝統的なアイヌの刺しゅうや作品を作るだけにとどまらず、アイヌ文様をモチーフにしたネクタイや携帯ケース、自動販売機のデザインなど新しい分野で作品を生み出している。
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