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SL休止、コスト削減のためバス輸送 大井川鉄道「今が踏ん張りどころ」

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コロナ禍の中の千頭駅のホーム。人影は全くなかった=川根本町で
コロナ禍の中の千頭駅のホーム。人影は全くなかった=川根本町で

 新型コロナウイルス感染症拡大で、観光客収入に頼るローカル線の経営が正念場に立たされている。静岡県島田市の大井川鉄道は、名物の蒸気機関車(SL)の運行を4月上旬から休止。経営を維持するため、5月から普通列車を1日1往復に減らし、バスでの輸送にシフトした。SNSで復活を願うファンのメッセージが多く寄せられており、関係者は「今が踏ん張りどころだ」と気を引き締める。【古川幸奈】

 「観光客がいないとこれほど寂しいのか」。14日昼、閑散とした千頭駅(川根本町)構内で、男性駅員は悲しげな表情を浮かべた。千頭駅は金谷駅(島田市)から出発する「大井川本線」の普通列車やSLの終点。ダム湖のそばを走る「絶景列車」で知られる井川線(愛称=南アルプスあぷとライン、全長25・5キロ)の始発駅でもある。例年ならば、5月は多くの観光客でにぎわう時期だった。

 ところが、新型コロナが観光シーズンを直撃。県境をまたいだ外出の自粛が求められる中、観光の二大柱であるSLと井川線の運休を余儀なくされ、4月の乗客数は例年の1割を下回った。さらに、テレワークの推進や臨時休校の延長によって通勤、通学客の利用も減少。コストの削減のため、「生活の足」である普通列車も5月13日から朝の1往復に減らし、バスを走らせることにした。

 例年、多くの観光客を集め、今年は16日から運行するはずだったアニメ「きかんしゃトーマス」の主人公を模した期間…

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