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新型コロナウイルスの感染抑止策の一環として、政府が6月中に運用を開始する「接触確認アプリ」。個人の行動や接触者の情報を詳しく把握すれば、高い抑止効果を期待できる半面、行きすぎれば政府による市民監視の道具になりかねない。感染抑止とプライバシーのバランスをどう取るのか。世界は二分されている。
中韓 強権的に個人監視 市民の抵抗も少なく
「一日に何度も提示が求められる。面倒だけど、もう慣れたよ」。北京市の金融機関に勤める劉健さん(31)は夕食を取りに訪れた飲食店でスマートフォンを取り出すと、店先に掲げられたQRコードを読み取った。
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