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余録

人が集まらぬことが基本の新型コロナ対策は…

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 人が集まらぬことが基本の新型コロナ対策は、宗教活動に大きな影響を与える。「お寺」も例外ではない。法事のキャンセルや会食自粛など、取り巻く環境は様変わりした▲そんな状況に向き合おうと、東京都台東区の住職、青江覚峰さん(43)らは、ウェブ会議用アプリ「ズーム」を使った悩み相談を始めた。窓口のサイトを設け、申し込みがあるとパソコン経由で個別に面談する方式だ▲宗派を問わず、約20人の僧侶が活動に参加している。謝礼は受けるが、無料でもいい。「外出自粛などで、すべての人がストレスを抱えている。病院や相談所でなくても、坊さんなら気軽に話しやすいのでは」と青江さん。休校への対応にとまどう教育関係者や、在宅でギスギスした家庭に疲れた人など、すでに約50件の相談を受けた▲熊本県では住職の那須弘紹さん(53)と藤岡教顕さん(45)の2人が、「漫才法話」のユーチューブによる配信を始めた。わかりやすく法話を伝えようと、漫才形式の講演に取り組んできたが、自粛のため予定はすべてキャンセル。それならばと、動画に挑戦した▲これまでに4本を配信したが「死」のような重いテーマを扱っても、息の合った掛け合いで巧みに笑いに包みこんでいる。「幅広い世代から反応がきてうれしい」と那須さんは手応えを語る▲日本の仏教界は、儀式偏重から「葬式仏教」とやゆされることもある。コロナ禍が生んだお坊さんのテレワーク。意外と、これまでとひと味違った縁を生むかもしれない。

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