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検察官定年延長を問う

内閣の裁量で高検検事長らの定年延長を可能とする特例を盛り込んだ検察庁法改正案についてまとめます。

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松尾貴史のちょっと違和感

検察庁法改正案の採決断念 国民の怒り、読みが狂ったか

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松尾貴史さん作
松尾貴史さん作

 今国会で不自然な形と、要領を得ない答弁の連発で進められていた検察庁法の改悪は、何とか採決を断念させることができたようだ。

 コロナ禍の最中に、安倍晋三首相の主観では必要至急だったのかもしれないけれども、客観的には不要不急の検察庁法改正案をなぜか急いで強行採決してしまおうという風情を見せていた政権は、折しも在宅を強いられていた人たちが多く注視することになって、その意図が丸分かりになってしまうという流れとなった。ネット上で反対の声がこれまでにないほど湧き上がり、「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグがつけられたつぶやきが700万件も上がって、普段は政治的な発言におっくうな有名人たちも多くが怒りを示した。違うハッシュタグの意思表示も含めれば1000万件、2000万件を数えているかもしれない。いわゆる「ツイッターデモ」と呼ばれる状態になったのだ。

 緊急事態宣言のもと、街に出にくいので集会やデモは起こらないと高をくくっていたのだろうか。火事場泥棒ならぬコロナ場泥棒の所業だったのだが、これまでさまざまな悪法を強行してきた安倍氏も、今回は読みが狂ったのかもしれない。

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