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「紀州のドンフアン」変死2年 大量覚醒剤どう摂取 和歌山県警、慎重捜査続く

市営墓地に建てられた野崎幸助さんの墓=和歌山県田辺市で2020年5月17日午後0時54分、木村綾撮影

 欧州の伝説上の放蕩児(ほうとうじ)になぞらえて「紀州のドンフアン」と呼ばれた和歌山県田辺市の会社社長、野崎幸助さん(当時77歳)が、急性覚醒剤中毒で亡くなってから24日で2年となった。和歌山県警は野崎さんに覚醒剤を使用していた形跡がないことなどから、何者かに摂取させられた可能性があるとみて、殺人容疑を視野に捜査している。ただ、大量の覚醒剤をどう摂取したのか、直接の証拠はなく、慎重な捜査が続いている。

 5月中旬、田辺湾を望む高台の田辺市営墓地。野崎さんの墓前にはジュースのペットボトルが1本、供えられていた。「社長が好きだったから」と、東京都の男性(66)が4月初旬に供えたものだ。

 40年来の友人だというこの男性が、野崎さんと最後に電話で話したのは、急死する10日ほど前。溺愛していた愛犬「イブ」が5月6日に亡くなり、「葬式をにぎやかにしてあげたい」と話していたところで亡くなった。以来、定期的に墓に足を運んできたが、新型コロナウイルスによる感染症拡大で、2回目の命日の墓参りを断念せざるを得なかった。「早く死の全容が解明されて、社長に心置きなく休んでほしい」と願う。

 県警によると、2018年5月24日午後10時半ごろ、自宅2階の寝室で倒れている野崎さんを20代の妻と60代の家政婦が発見、119番した。死亡推定時刻は午後9時ごろ。行政解剖で、血液や胃などから多量の覚醒剤成分が検出された。

 捜査関係者によると、遺体に注…

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