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祈り巡り京の教会

「京都といえば神社仏閣」だが、実は京都御苑周辺を中心に驚くほど多くのキリスト教会が存在する。そのキリスト教会協会を訪ねた。

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祈り巡り京の教会

/3 日本バプテスト同盟 京都バプテスト教会 1世紀超の歴史積み重ね /京都

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ビルの平面な壁に埋め込まれたように現れる京都バプテスト教会の入り口=京都市上京区で、矢倉健次撮影
ビルの平面な壁に埋め込まれたように現れる京都バプテスト教会の入り口=京都市上京区で、矢倉健次撮影

 まさかと思うような場所にある。狭い路地をはさんで毎日新聞京都支局の向かいに立つ京都市上京区の3階建てのビル。平面の壁に十字架や三角屋根などの装飾を施した入り口がある。

 しかし、近くで礼拝が始まったのが1896年、現在地に礼拝堂が完成して移転したのが1912年と聞き、1世紀以上の歴史を積み重ねてきたことに驚く。設計・建築は、滋賀県近江八幡市で近江兄弟社を設立するなどした米国人建築家、社会事業家のウイリアム・ボーリズ(1880~1964年)。元の礼拝堂の正面に重ね合わせるように、1960年代に牧師や信徒の学生が住める部屋を建築し、この形になったという。現在のあるじは17代の松岡正樹牧師(60)だ。

 バプテストは米国で最も信者の多いプロテスタントの宗派だが、奴隷制度の意見対立などをめぐって南北で分裂した。この教会は松岡牧師が「考え方がリベラル」という北部の流れをくむ。牧師と信徒に上下関係がなく、教会の予算、事業などを総会で決める会衆制で運営され、日曜礼拝が大切にされる。

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