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コロナワクチン先陣争い 米中、巨費投じ 透ける「自国ファースト」

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新型コロナウイルス感染症の主なワクチン開発
新型コロナウイルス感染症の主なワクチン開発

 新型コロナウイルス感染収束に向けた切り札となるワクチンの開発や供給の国際競争が、米中を中心に激しさを増している。早期の開発は経済の復興に不可欠だが、安全性や有効性の確認が軽視される懸念もある。

 「(開発競争で)最初にゴールした国が最初に経済とグローバルな影響力を回復する」。米食品医薬品局(FDA)のゴットリーブ元長官は米紙ウォール・ストリート・ジャーナルへの寄稿で強調した。同氏は開発に成功した国は自国民への接種を優先し、供給体制で国際協力があっても世界全体に必要量が行き渡るには数年かかると推測する。

 世界保健機関(WHO)の集計によると、世界では124のワクチン候補の研究が進み、10種類がヒトを対象にした臨床試験(治験)の段階に入っている。主導権を争うのは米国と中国だ。

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