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「うんこ」解放、子どもひきつけ 映像ディレクター・古屋雄作さん

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古屋雄作さん=東京都港区で2020年2月13日、根岸基弘撮影
古屋雄作さん=東京都港区で2020年2月13日、根岸基弘撮影

 <受験のトビラ juken no tobira>

 例文のすべてに「うんこ」という言葉を使った小学生・幼児向けの「うんこドリルシリーズ」(文響社)が人気です。2017年の発売以来、累計発行部数は78種類で740万部超。なぜ「うんこ」は子どもを引きつけるのか。作者の古屋雄作さんに聞きました。

 ――うんこドリル誕生のきっかけを教えてください。

 ◆20年近く前ですが、一人で「うんこ川柳」というネタをひたすら作っていました。上の句はすべて「うんこが」か「うんこを」。例えば、「うんこがうじうじ悩みます」とか「うんこをぶりぶり漏らします」とか。アイデアが次々と浮かんできて800ぐらいは作りました。それで15年ごろに、中高時代の同級生だった文響社の山本周嗣社長から本にしないかと打診があり、紆余(うよ)曲折を経て漢字ドリルになりました。

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