個性的な品ぞろえで知られる京都市中京区の名物書店「三月(さんがつ)書房」が間もなく閉店する。戦前の町家を改装した10坪(約33平方メートル)の売り場に人文科学の専門書や文芸書など、こだわりの1万冊を並べ、目の肥えた読書家や研究者を引きつけてきた。3代目店主の宍戸立夫さん(71)は、ひっそりとシャッターに「定休日は週7日」と掲示する。
1950(昭和25)年3月に創業。市役所から歩いて数分、古美術店やギャラリーなどが並ぶ寺町通に店を構える。新刊のみを扱うが、ベストセラーの類いはほとんどない。古書店と間違えられ「どこに値段が書いてあるの?」と客に聞かれることもしばしばだ。
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