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「記録しておかなきゃ」。5月のある日、雷に打たれたみたいに思った。新型コロナウイルスが世界の姿を変えていくから。
新聞に残るだろう出来事の記録とは別に、私個人がいかに迷い、どう行動したか、何をいとおしいと感じたか、丸一日かけて2カ月半もの日記を一気に書いた。宿題をため込んだ夏休み最終日の小学生みたいに。それから私は、それを読み返し、暮らしが、社会が、世界が、すごいスピードで変化したことを改めて受け入れた。
不思議な偶然はあるもので、3日後、知人で詩人の新井高子さんからメールが届いた。「詩人がコロナの日常を詩の『日記』でリレーするサイトが始まりました」
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