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私の記念碑

映画監督 崔洋一/3 内田裕也が白羽の矢

崔洋一にとって初の長編映画監督作「十階のモスキート」の記念パーティーで。左から崔、若松孝二、大島渚=本人提供

 数年の助監督時代の後、テレビドラマ「プロハンター」で監督デビューを果たすが、売れない時期が続いた。30代に入りくすぶっていたある日の夜、「崔、俺と映画やろう」と電話があった。相手は内田裕也だった。テレビの仕事をきっかけに崔と付き合いのあった内田は、新人監督で自らの主演映画を作ろうと考え、崔に白羽の矢を立てた。それが「十階のモスキート」(1983年)だ。

 借金の返済に窮した警察官が郵便局強盗を企てるまでを描いた同作は、ベネチア国際映画祭にも出品されるなど好評を博す。「僕の趣向が作品に合致すると確信した裕也さんのプロデューサー的勘があったのだろう。それと、在日の自分が崔という本名で生きていることも『えらいな』と思って気にかけてくれたみたい」。同作は、当時映画界に新風を巻き起こしていた角川春樹の目にも留まり、後に計4作の角川映画を監督することに。典型…

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