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漆黒を照らす

/96 IS戦闘員にされた少年 心の傷、深く /大阪

 スマホでゲームに熱中する17歳のフアッド君。4カ月前まで、過激派組織イスラム国(IS)の戦闘員だった。イラク北部クルド自治区の彼の元を訪ねたのは昨年秋。ISは6年前、少数宗教のヤズディ教徒が暮らすシンジャル一帯の町や村を次々と襲撃した。イスラム教への改宗を迫り、抵抗や逃亡しようとした住人は殺害、また女性や子どもは拉致された。改宗を受け入れた住民は「奴隷」として別の町に移送された。

 当時12歳のフアッド君は家族と引き離され、隣国シリアの戦闘員養成所へ入れられる。軍事訓練では機関銃やロケット砲の扱いのほか、人の殺し方を徹底的に教え込まれた。さらにISが独自解釈したイスラム教義の学習も課された。ヤズディ教徒から改宗した彼は仲間の戦闘員から同胞として扱われた。

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