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バス代工面できず、徒歩で故郷へ…ベネズエラ移民が苦境 都市封鎖で仕事と住居失い

故郷を目指し、バッグ一つで徒歩の旅を続けるベネズエラ移民のレグーロ・バエスさん=本人提供(撮影日、場所不明)

 新型コロナウイルスの感染防止策としてロックダウン(都市封鎖)が続く南米コロンビアで、隣国ベネズエラ出身の貧しい移民が苦境に立たされている。仕事と住居の双方を失う人が続出。すでに5万人以上が、経済と医療体制が崩壊状態にあるベネズエラへ帰国を余儀なくされた。バス代さえ工面できず、徒歩で故郷を目指す人々の姿も目立つ。

 ベネズエラでは2014年以降、独裁色を強めるマドゥロ政権下で経済危機が深刻化。食糧や医薬品、医療機器の慢性的な不足が続き、人口の6分の1にあたる約500万人が他国へ逃れた。このうちコロンビアには最多の約200万人が滞在し、多くは首都ボゴタに集中している。

 「母国で反政府デモに関わっていた。マドゥロ政権から不利益な扱いを受けるかもしれないので、本当は帰りたくない。でも、他に行く場所はない」。ベネズエラ中部サンカルロス出身のレグーロ・バエスさん(36)は毎日新聞の電話取材に苦しい思いを吐露した。4年前、測量士の仕事が減って家族を養うのが難しくなり、単身でボゴタへ。レストランで働き、子供3人を含め、故郷に残る家族へ仕送りを続けていた。

 だが、3月下旬にコロンビア全土でロックダウンが始まると、レストランは休業に追い込まれ、バエスさんは失職した。4月分のアパート代を払えず、5月15日に大家に追い出された。帰国を決意し、ベネズエラとの国境の街ククタ行きのバスに乗ろうとしたが、運賃8…

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