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SUNDAY LIBRARY

小林 聡美・評『うおつか流食べつくす!』『しあわせはノラネコが連れてくる』

◆『うおつか流食べつくす! 一生使える台所術』魚柄仁之助・著(農文協/税別1500円)

◆『しあわせはノラネコが連れてくる』イ・シナ/著 菅野朋子/訳(文藝春秋/税別1400円)

 子どもたちが学校に行けない間の、家庭でのご飯作りは本当に大変らしい。そんなご家庭にエールを送りつつ、一方で、不謹慎だが、ひとり者の食事情は、家族ものと比較にならぬほどお気楽と言い捨てることができるだろう。とくに酒飲みでもなければ、外で飲めないストレスもない。外食ができないのはつまらないけれど、好きな時間に好きな物を食べ、早く寝る、という生活リズムも悪くはない。スーパーでの買い物の回数を減らしているが、じゃあ、今あるもので何にする?というちょっとした実験的な食べ物を創作するチャンスでもある。みょうちきりんなものができ上がっても、文句をいうひとはいない。

 『うおつか流食べつくす!』(魚柄仁之助)は、そんな実験ごころが刺激される一冊。食文化史研究家の著者の経験と科学的な知識によって、いろいろな調理法や食ベ方が紹介され、「それ、いいの?」とその素朴で大胆な調理法に嬉(うれ)しくなる。ひと月できゅうり百本をどう食べるか、という挑戦に始まり、古漬けを再生させる、大豆でマヨネーズを、タイ米でどぶろく(甘酒も)を作る、塩漬けした鶏肉を冷蔵庫で熟成させ、格段に…

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