新型コロナ FMで吹奏楽部の演奏を コンクール中止、3年生へ花道 佐世保東翔高・中村教諭が企画 /長崎
毎日新聞
2020/5/27 地方版
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新型コロナウイルスの感染拡大でコンクールが中止となった吹奏楽部の3年生の最後の花道を飾ろうと、高校教諭が自らパーソナリティーを務めるコミュニティーFMの番組で、中高校生の吹奏楽部の演奏披露を企画している。教諭は「活動の証しを全国に届け、部員の心に残したい」と意気込んでいる。【綿貫洋】
企画したのは県立佐世保東翔高校吹奏楽部顧問の中村明夫教諭(47)。中村教諭は長く吹奏楽部を指導してきた経験から、目標にしてきたコンクールがなくなった3年生に「気持ちを切り替えろ」と激励しても、現実的には難しいと考えた。
そこで吹奏楽部が演奏した楽曲の録音を寄せてもらい、自分が担当するラジオ番組でオンエアすることで、多くの人に聴いてもらうことを発案。22日に佐世保市内の中学校にファクスで呼びかけたところ、送信から1時間で「ぜひやらせてほしい」と3校から反応があった。
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