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社説

プロスポーツの開催 新しい楽しみ方の提供を

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 新型コロナウイルスの影響で活動自粛が続いていたプロスポーツがいよいよ動き出す。

 プロ野球は約3カ月遅れて6月19日の開幕が決まった。2月下旬から中断しているサッカーのJリーグも近く再開が発表される見通しだ。

 プロ野球は無観客でのスタートとなるが、選手やスタッフが感染しないよう、引き続き注意を払ってほしい。

 球場では、ベンチでの選手間の距離確保やマスク着用、ハイタッチの自粛など感染対策を徹底させる必要がある。新幹線や飛行機での移動、遠征先での宿舎や食事についても予防策が求められる。

 サッカーのドイツリーグではシーズン再開にあたり、選手らのPCR検査を行った。日本でも感染者の有無を事前に把握すべきだ。感染者が出た時の対応やリーグ続行の可否なども決めておかなければならない。

 無観客での開催には当初は異論も出ていた。収益の根幹をなすチケット代だけでなく、グッズ販売の収入の大半も観客なしでは入ってこないからだ。

 プロ野球は近年、テレビ視聴率が下落傾向にある。一方、チケットは簡単に入手できないほど人気だった。球場で試合の醍醐味(だいごみ)を味わいたいファンは増えている。

 先に開幕した台湾や韓国のプロ野球では、海外向けのネット中継やテレビ放送が人気という。ファンの姿をプリントしたパネルや横断幕で無観客のスタンドを飾り、チアリーディングで盛り上げる。そんな仕掛けも面白い。

 ファンはスポーツ観戦の機会を待ちわびている。オンラインの双方向性を活用すれば、スタジアムでなくても臨場感は伝わるはずだ。新たな楽しみ方を提供するビジネスも可能になるだろう。

 観客を入れる時期は慎重な判断が求められる。政府からはイベント自粛の段階的緩和の目安が示されている。かつてのように、大勢の観客でスタンドを埋めるのは、安全な環境が整ってからでも遅くはない。

 制約がある中で選手たちはできる限りの練習を続けてきた。閉塞(へいそく)感が漂う今だからこそ、スポーツの感動や興奮を世の中に届けてほしい。

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