新型コロナウイルス感染拡大の影響で食料不足に苦しむ人が急増し、国連世界食糧計画(WFP)の試算では、2億6500万人に上る恐れが出ている。世界的に物流が滞ったり、収入減で食料が買えない人が増えたりするためだ。WFPチーフエコノミストのアリフ・フセイン氏(56)に背景や求められる支援について聞いた。【聞き手・平野光芳】
WFPは従来およそ1億人に食料支援を行っているが、うち3000万人はイエメンやシリア、ナイジェリア北東部など、紛争地帯の緊急事態下にある人々だ。新型コロナの影響でサプライチェーン(供給網)が滞れば、緊急事態下の人々にだれも食料を届けられなくなってしまう。
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