李首相「中米関係に新たな課題」 貿易戦争回避に腐心、経済回復を最優先 全人代閉会
毎日新聞
2020/5/28 19:44(最終更新 5/28 20:18)
有料記事
1471文字
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

中国の全国人民代表大会(全人代=国会)が閉会した28日、記者会見に臨んだ李克強首相は、新型コロナウイルスの影響で停滞した経済の活性化に自信を示した。もう一つの大国を動かすトランプ米政権は、香港の自治を巡る問題にとどまらず経済分野でも対中圧力を強めており、中国にとって経済回復の足かせとなりかねない状況だ。
李氏は会見で「中国は今年もプラス成長を維持し、世界に貢献する」と強調。一方で「中米関係に新たな課題が生じている。2大経済国の分断が進めば、世界を傷つける」と述べ、米国に対立を回避し、協力の道を選ぶよう呼びかけた。
この記事は有料記事です。
残り1211文字(全文1471文字)