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感染者差別、過ち学んで 薬害エイズ死の19歳、生きた証し 大阪人権博物館で遺品展示

薬害エイズで亡くなった息子の岩崎孝祥さんについて、当時の出来事をつづった記録を見ながら話す上野和美さん=金沢市内で2020年5月27日、戸田栄撮影

 5月31日を最後に休館する大阪人権博物館(リバティおおさか)=大阪市浪速区浪速西3=に、薬害エイズで亡くなった青年の遺品展示から、感染者に対する差別を考えるコーナーがある。遺品は、母親が同じ過ちが繰り返されないように願い、寄贈したものだ。同館は、大阪市の建物解体と敷地返還の要求によって休館へと追い込まれた。母親は「この国は偏見や差別をすぐに過去のものとして消そうとするが、事実から学ぶことは何より大切。それができない日本の社会とは何だろうかと思うばかりです」と憂慮している。

 母親は、石川県白山市在住の上野和美さん(69)。長男の岩崎孝祥(たかよし)さんは、出血が止まりにくい病気の血友病を患っていた。治療にはHIV(エイズウイルス)が混入した非加熱血液製剤が用いられ、孝祥さんはエイズ(後天性免疫不全症候群)に感染して1993年4月に19歳で亡くなった。

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