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区域外の被爆者を訪ねて

「黒い雨」の原告は訴える/8 手帳への闘い40年 斉藤徹磨さん /広島

判決への思いを語る斉藤徹磨さん(左)と妻=安芸太田町加計で、小山美砂撮影

 原爆投下直後に降った「黒い雨」の援護拡大を求める運動について尋ねると、斉藤徹磨さん(88)はりんとして胸を張った。「40年やってたくさんの人が亡くなった。被爆者健康手帳をもらいたい、いうのが私の気持ちです」。4月、安芸太田町加計の自宅。畳の間で対面した斉藤さんは耳が遠いらしい。記者の質問を、寄り添う妻(84)が絶えず耳元で伝えていた。

 米軍が原爆を投下した1945年8月6日朝、加計国民学校高等科に通う13歳だった。現在の自宅がある爆心地から北に約25キロ離れた旧加計町で、勤労奉仕のため草刈りをしていた。上空に米軍爆撃機が飛来して間もなく大きな音が聞こえ、大量の紙切れとともに灰色の雨が降ってきた。「涼しくなった」。心地よく思ったという。

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