新型コロナ 途上国支援にも目を 世界エイズ・結核・マラリア対策基金局長 國井修さん
毎日新聞
2020/5/29 東京朝刊
有料記事
588文字
- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

日本はこれまで、国内での新型コロナウイルス感染拡大を防ぐのに精いっぱいだったかもしれない。流行が落ち着きつつある中で、医療体制の脆弱(ぜいじゃく)なアフリカをはじめ、途上国への支援にも目を向けてほしい。
アフリカは、エボラ熱、エイズなどの感染症の起源といわれている。途上国は、そうした病原性の高い感染症が発生しても自国で封じ込められず、世界に広がっていった。感染症に国境はない。日本で拡大してから対処するより、発生国で早期発見して封じ込める方が、かかる経費も労力も少な…
この記事は有料記事です。
残り353文字(全文588文字)