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ラグビーは人づくり 御所実・竹田監督 定年控え、なお熱血

ホワイトボードに心構えを書き込む御所実高の竹田寛行監督

 部員が自宅や寮で見つめるパソコン画面に、奈良県立御所(ごせ)実高ラグビー部の竹田寛行監督(60)の顔が大きく映し出された。丸刈りにギョロリとした目。「みんな聞こえてるんかあ? 聞こえてたら、ええ顔して手でハートマークを作れ」。声に力を込めすぎたか、コーチから指摘が入った。「先生、そんなに大きい声で話さなくて大丈夫です。音声が割れています」。新型コロナウイルスの感染拡大で活動休止中の4月16日、帰省中の部員も結んでのオンラインのミーティングでも、熱血漢はエネルギーに満ちていた。

 今年の冬、第100回を数える全国高校大会で自らも定年を迎える。引き続き部に残って指導に携わる道も残るが大きな節目ではある。1989年の就任から31年、部員2人だった無名校を強化してきた。自宅を改造してベッドを運び入れ、寮が整備された現在も7人を住まわせて自ら料理も振る舞う。今や全国屈指の強豪校だが頂点は遠く、準優勝は昨冬を含めて4度。だから部員たちの宿願は「花園で優勝して先生を胴上げすること」。…

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