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人格を「ネタ」にさらす危うさ リアリティー番組の「構造的な欠点」とは

「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」の制作中止を発表する公式ホームページ

 人気番組「テラスハウス」に出演していた女子プロレス選手の木村花さん(22)が23日、急死した。番組内容をきっかけに会員制交流サイト(SNS)上で誹謗(ひぼう)中傷が続き、苦しんでいたとされる。同様のリアリティー番組は海外でも人気だが、制作上の問題点も指摘される。課題を探った。

 木村さんの死は、出演者が実名で人格を“ネタ”としてさらされ、攻撃も受けやすい「リアリティー番組」の問題性を浮き彫りにした。テラスハウスのような番組は、海外でも人気が高いが、出演者の自殺が続いており、番組側などの対策が求められる。

 「実在する人間の人格や人間関係をエンターテインメントとして見せることに、リアリティー番組の構造的な危うさがある」。テレビプロデューサーで上智大非常勤講師の鎮目(しずめ)博道さんは強調する。

 若者の恋愛など生の人間模様を見せるリアリティー番組は、放送局にとっては、「テレビ離れ」が進む若者に人気の数少ないコンテンツで、出演料の安い一般人を多く使うため制作費も抑えられる。台本はなく、鎮目さんによると、演出や編集で出演者のキャラクターを際立たせ、視聴者をあおるような番組作りがされがちという。「放送する場面の選び方やつなぎ方で、出演者は『悪い子』『優しい子』と単純化される。今回は『ヒール』(悪役)のプロレスラーでもあった木村さんが、番組内で『悪役』を期待されたように感じる」と指摘。その上で…

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