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わが町にも歴史あり・知られざる大阪

人知れず建つ碑や地名などをよすがに、今につながる大阪の知られざる歴史を掘り起こします。

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わが町にも歴史あり・知られざる大阪

/531 東高野街道/27 /大阪

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住宅街の中にひっそりと建つ「神武天皇盾津顕彰碑」=東大阪市日下町6で、松井宏員撮影
住宅街の中にひっそりと建つ「神武天皇盾津顕彰碑」=東大阪市日下町6で、松井宏員撮影

 ◆東大阪市

守り続けた港のあかし

 東大阪市善根寺町6の善根寺春日神社の「孔舎衙(くさえ)坂古戦場」と、参道に立つ「楯津(たてつ)浜」の石碑から、古代へと飛んでみよう。

 この地は、神武天皇が九州から兵を起こして東のヤマトへと進んだ、いわゆる「神武東征」の舞台だ。「古事記」や「日本書紀」によると、九州をたって瀬戸内海を進み、「浪速(なみはや)の渡(わたり)」を経て、「白肩(しらかた)の津」に停泊。ここから陸路、生駒山を越えて大和を目指すはずだったが……。

 大和の有力者、ナガスネビコが行く手に立ちふさがる。「孔舎衙坂の戦い」だ。神武天皇は船に入れてあった盾を手に取って陸地に立ったので、この地を盾津(楯津)と呼ぶようになった。

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