キャンパる
勝っても負けても悲惨 戦争を考えた小説 バナナフィッシュにうってつけの日(J・D・サリンジャー著)
毎日新聞
2020/5/30 地方版
有料記事
2614文字
- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

<ぐるっと兵庫・大阪・京都 学ぶ・育つ・挑む>
アメリカの作家、J・D・サリンジャーの短編「バナナフィッシュにうってつけの日」(「ナイン・ストーリーズ」=野崎孝訳・新潮文庫=に収録)を読んだ。難解な話だったが、何度も読むうちにのめり込んだ。私は戦争について、これまで日本の立場からしか考えていなかったことに気付いた。(関西大2年・徳田佳奈)
読んだきっかけは、ほぼ同名の漫画を読み、この漫画を深く理解したいと思ったこと。
この記事は有料記事です。
残り2403文字(全文2614文字)