特集

今週の本棚

「面白い!読ませる!」と好評の読書欄。魅力ある評者が次々と登場し、独自に選んだ本をたっぷりの分量で紹介。

特集一覧

今週の本棚

『みずうみ/三色すみれ/人形使いのポーレ』=シュトルム・著、松永美穂・訳

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
『みずうみ/三色すみれ/人形使いのポーレ』
『みずうみ/三色すみれ/人形使いのポーレ』

 (光文社古典新訳文庫・924円)

 一九世紀ドイツの作家シュトルム

(一八一七―一八八八)の作品集。「三色すみれ」は老学者の後妻と先妻の娘のかかわりを、「人形使いの

ポーレ」は、旅芸人一家とのふれあいを繊細に描く。一八四九年に書かれた「みずうみ」は、近代ドイツ文学屈指の名品。老人が若き日を回想する型式。幼なじみのラインハルトと、エリーザベト。いつもいっしょに森や野原を歩く。それからもずっと仲良しだったのに、二…

この記事は有料記事です。

残り308文字(全文512文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集