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『秘本大岡政談』=井上ひさし・著

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『秘本大岡政談』
『秘本大岡政談』

 (ちくま文庫・990円)

 井上ひさし氏の時代小説を収録した短編集だ。江戸幕府御家人の息子で現在は下級警察官(巡査)の原田源太郎が犯した殺人事件を扱った「合牢者(あいろうもの)」が印象に残った。原田は、質屋の未亡人の養子になった2日後に未亡人を殺害する。状況証拠は揃(そろ)っているが、原田が犯行を頑強に否認している。そこで、警視庁巡査副総長が拘置所におとりを送り込んで、原田と親友になり、真実を告白させるという…

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