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「苦しみは人間の共通言語」NY在住作家の小説を緊急邦訳 コロナ禍の心象描く

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オンラインで「ボッティチェリ」について話すバリー・ユアグローさん(左)と柴田元幸さん=2020年5月28日
オンラインで「ボッティチェリ」について話すバリー・ユアグローさん(左)と柴田元幸さん=2020年5月28日

 新型コロナウイルスの感染拡大でロックダウン(都市封鎖)下にある米ニューヨーク市在住の作家、バリー・ユアグローさん(71)が4~5月に執筆した短編12作が5月29日、「ボッティチェリ 疫病の時代の寓話(ぐうわ)」(ignition gallery)として邦訳出版された。仕事相手であり、20年来の友人でもある米文学者の柴田元幸さん(65)が短期間で翻訳。新型コロナに脅かされる人々の心象を寓話として描く。作家は「自分の正気を保つために書いた」と語る。

 ユアグローさんは、ニューヨークでも特に感染が深刻なクイーンズ地区、なかでも多く患者を収容した病院の近くに暮らす。「緊張と恐怖はひどいものがありました。それを言葉にして外に出してコントロールするため、書かずにはいられませんでした」と執筆の動機を静かに話した。

 また病院の様子に触れ、「救急車のサイレンの音が普段よりすごくて、深海にすむ…

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