メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

藤原帰一の映画愛

セラとチーム・スペード 居心地悪い高校の物語 眼を通して人物表現

 居心地が悪くなる映画。暴力もグロテスクな表現もなく、淡々として静かなんですが、そう、服に引っかかって、取ろうとしても取り去ることのできない死んだ虫のように心に引っかかります。

 舞台はアメリカ、ペンシルベニア州の寄宿学校。全寮制とはいえ家から通う人もいるし、なかには奨学生もいますけど、基本的には豊かな家庭でなければ入れない。良家の子女を集めた高校といっていいでしょう。

 でも生徒たち、チームに分かれて、チアリーダーとか演劇などの表向きの活動とは別の、闇の仕事に勤(いそ)しんでいます。いわば地下組織ですが、それぞれが縄張りを持っていて、カンニングの手伝い、闇パーティー、ギャンブル、そして闇仕事を学校から隠すチームなんてものまでつくられている。チームの長が集まるところなんか、高校生というより、「ゴッドファーザー」に出てくるマフィアのボスの寄り合いみたいです。

この記事は有料記事です。

残り1245文字(全文1626文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 東京、コロナの警戒レベルを最高に 「感染拡大」 小池都知事、緊急記者会見へ

  2. 感染者と同席「コロナパーティー」 「無敵」と参加の30歳死亡 「間違いだった」言い残し

  3. 東京・板橋で女性刺され死亡、殺人事件で捜査 同居の30代夫と連絡取れず

  4. 結核7人集団感染 1人死亡、6人は家族や関係者 北九州市

  5. 河井夫妻の保釈請求を却下 東京地裁決定

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです