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特権を問う

「妻は日米同盟のために殺されたんじゃない」 米兵が強盗殺人、両政府の責任問う遺族

 2006年、米兵に妻を殺された男性が神奈川県横須賀市にいる。出勤中だった妻は金を奪おうとした米兵に殴られ、踏みつけられ、人生を絶たれた。「同じような被害が二度と起きてほしくない」。男性は、日本に基地を置きながら事件を防ぐことができない日米両政府の責任を問い続けている。

謝罪に来た米軍関係者なく、防衛施設庁職員は線香も上げずに帰った

 男性はバス運転士だった山崎正則さん(72)。清掃担当の佐藤好重(よしえ)さん(当時56歳)と職場で出会い、離婚や死別など互いの苦労を理解しあった。内縁の妻となり、定年退職後は婚姻届を出して日本一周旅行をしようと約束していた。

 事件が起きたのは2人で買ったマンションに暮らし始めて3カ月の頃だ。「ご飯を作ってあるよ。行ってきます」。06年1月3日早朝に出勤した佐藤さんは近くの路上で米海軍兵の男(36)に襲われた。道に迷ったように装って近づいてきた男に殴られ、内臓が破裂するほど踏みつけられた。飲酒して散財し、金を奪おうとしたのが動機だった。

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