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アートの扉

発見!お宝 広島県立美術館編/4 護符入れ(トゥマル) 魔を払う鈴の音

トルクメン人 西ヨムート族 18世紀後半 幅27センチ 広島県立美術館蔵

 民族それぞれに特徴あるジュエリーを身につけてきた中央アジアの人々。なかでもトルクメンの銀製装身具は独特のデザインと重厚さで世界的に知られる。トルクメン人はテケ族、ヨムート族といった20以上の支族に分かれ、それぞれの美意識に基づく様式が存在する。

 女性のジュエリーは頭飾り、首飾り、胸飾り、腕飾り、指輪、背飾りなどバラエティー豊か。かつては全身で数キロ以上ものジュエリーを身につけて日常生活を送っていたという。一方、男性は主に指輪、背飾り、そしてとりわけ愛馬を飾る馬具に全力投入する。

 このお守り「トゥマル」は、三角形の上部と円筒状の中央部、そして下げ飾りや鈴で構成される。形状の由来については諸説ある。涼やかな鈴の音が魔を払い、上部の五つの突起は羊の角で、雄羊の力強さや生命力を象徴する。チューリップやケシの葉や花を抽象化した曲線、鳥のシルエットも見つけてみよう。この作品には裏側にも植物文の線刻がある。702グラムもの重さで、重厚かつ繊細な存在感を放つ。

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