新型コロナ 暗い世の中、快晴に 生蓮寺「てるてる坊主」募集 県内外から400体集まる 五條 /奈良

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奈良県内外から届いた新型コロナウイルス退散祈願のてるてる坊主を境内に飾る生蓮寺の高畑公紀住職=奈良県五條市で、萱原健一撮影
奈良県内外から届いた新型コロナウイルス退散祈願のてるてる坊主を境内に飾る生蓮寺の高畑公紀住職=奈良県五條市で、萱原健一撮影

 弘法大師(774~835年)が晴天を祈願したことから「晴れ祈願の地蔵様」として親しまれている五條市の生蓮寺(しょうれんじ)(高畑公紀住職)が、新型コロナウイルスで暗雲がたちこめる世の中が晴れ渡ることを願い、全国から「てるてる坊主」を募集している。7月10日まで。【萱原健一】

 高畑住職(43)によると、寺は平安時代に嵯峨天皇(在位809~23年)の皇后の安産を祈願して創建された。弘法大師は寺の前の旧街道を高野山に向かって歩く道すがら寺に立ち寄り、道中の晴天を祈願したと伝えられる。

 「晴れ祈願」の寺と知った大阪府立大の学生から2016年、堺市の商店街で毎年6月に開かれるアートイベントで作ったてるてる坊主を奉納したいとの相談が寄せられた。以来、毎年600~800体が届き、七夕から8月20日ごろまで境内に飾ってきた。しかし、今年は新型コロナの影響でイベントが中止になったという。

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