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学校とわたし

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「道開け」高校の先生に励まされ=事業構想大学院大学学長・田中里沙さん

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田中里沙さん=本人提供
田中里沙さん=本人提供

 小さい頃は、公務員で仕事が忙しい母よりも祖母といる時間が長く「おばあちゃん子」でした。習字や日本舞踊、ピアノなど習い事をしていて、祖母が褒めてくれるのがうれしくて頑張った記憶があります。今考えると祖母は「褒めて伸ばす」教育をしてくれていたのかもしれません。

 中学時代は活発な学校生活を送りました。生徒会の副会長を務め、会長だった親友の女性とよく一緒にいました。地元を流れる川の上流を知りたくて2人で自転車に乗って川沿いを走ったことがあります。好奇心の赴くままに2人で「世の中の不思議」を追いかけていました。

 高校2年の時に最愛の祖母が他界したのですが、2人の先生の存在に救われました。担任で数学を担当していた先生は、やる気を失っていた私に「悲しんでいるとおばあさんも悲しむぞ。自分で道を開け」と励ましてくれました。体育の先生は「お母さんの方が悲しんでいる。家族のことを思える人になれ」と背中を押してくれました。

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